イエローガーデンが提供するグループホームとは?

グループホームは、痴呆症状を持つお年寄りが、少人数で家庭的な雰囲気の中で暮らせる場として生まれた施設です。料理、洗濯、掃除あるいは買い物等をする普通の生活の中で、痴呆であっても人間としての尊厳を大切に人間らしく生きていこうという理念の基に運営いたします。

1 ゆったりとした自由な暮らし
2 穏やかで、安らぎのある暮らし
3 自分で出来る喜びと達成感のある暮らし
4 自分らしさや誇りを保った暮らし
5 生活のはりあいや楽しみがふんだんにある暮らし

これらの暮らしが実現されるよう、全職員が、日々努力をいたします。
 グループホームとはデンマークやスウェーデンなど北欧の国から発生した概念で、デンマーク の「ノーマライゼーション」という思想をベースにしております。ふつう・正常なことをノーマル、ふつうでない・異常のあることをアブノーマルという表現をしますが、「ノーマライゼーション」には「ふつうになろう」「ふつうであること」という意味合いがあります。この思想は、どんなに痴呆が重くても人には「ふつうの生活」をする権利があって社会はそれを支援する「責任」があるということを打ち出してきたものです。
「社会の中で暮らす」、決して山奥の人里離れたところに隔離するのではなく町の中・社会の中にグループホームを作るのだということです。
 「少人数のグループで」、一人ひとりの暮らしを尊重するという意味では少人数であることが望ましい、今までのように大病院や大規模施設において多人数の中で全体の決まりを押しつけられるのではなく、もっと一人ひとりの意見を聞いて生活してゆくということです。
 「食事は家族と同様な小グループで」、食事というのは人間の基本的な健康の部分を、さらに人との交流を促進するものであります。食事を皆で一緒に食べなくてはいけないのか?という議論も一方では出てくるのですが、家族的な、本当に普通の暮らしのようにやっていくことが大切だということです。
自分でやれる喜びと達成感のある暮らしにしたい。秘めている力を生かし、暮らしの自立を目指すケア。自宅ではもしかしたら御家族に甘えていて、できなかったこともあるかもしれません。あるいは、できなかったのではなく、やらなかっただけかもしれなくて、やってみる意外ととできることもあるかもしれません。喜びと達成感のある暮らしを叶えていくためには、秘めている力、あるいは全然見てこなかった力を、ちょっとずつ自分で経験することによってできてくる可能性もあります。そして少人数で暮らしていますので、一人ひとりの細かな生活の状況を見ることができます。職員なり入居者同士なり、ちょっとしたお互いの変化を見続けて、良く変わった部分「こういうことができるようになったね」「だいぶ生活のリズムが整って一緒に買い物にも行けるようになったね」「だいぶ外に出るようになって服装も変わってきたね」等々、そうした一つひとつを見ることができますし、その方の持っている力を充分に伸ばしていくことができます。

取締役相談役 片岡憲男

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